給料が上がる経済を
中小零細企業が賃上げできる環境の確保に向けて、まずは電気代引き下げやインフレ手当支給を実現するよう求めました。
また、「物価上昇を上回る賃上げ」が実現するまでは、増税を止めるよう訴えました。
不公平税制の是正を
全国で2百人いるかどうかという30億円超の高所得者を対象とした課税強化の税制改正では不十分であり、国民民主党が繰り返し主張し、岸田総理自身も総裁選で掲げた「1億円の壁の打破」を実行に移すよう求めました。
食料安全保障の確立を
農業の担い手や農地減少の原因が低所得にある点を指摘し、総理の認識を質したところ、それを認める答弁がありました。
それを受けて、現下の飼肥料価格高騰に対する価格転嫁対策を要請するとともに、EUの新たな共通農業政策で、「経済的に成り立つ農業収入の確保支援」が掲げられ、「所得支持」へと大きく舵が切られていることを紹介した上で、我が国でも大胆な政策転換を行うよう求めました。
子育て予算倍増を
総理が突如掲げた「異次元の少子化対策」が看板倒れに終わらないよう、子育て予算倍増の具体的な工程を早急に示すように迫りました。
また、子育て支援の財源として国民民主党が提案してきた「教育国債」について検討を進めるよう要請しました。
国の責任で公共交通の維持を
高齢者等の交通弱者の足として、またカーボンニュートラル実現に向けて、鉄道の役割を再評価すべきです。
EUでは域内全体の詳細な交通ネットワーク計画を策定している実態を紹介し、国の責任で具体的な計画を作るよう求めました。また、予算拡充を訴えたところ、総理から「国として予算拡充に努力する」ことを約束する答弁がありました。
昨年8月の豪雨で甚大な被害を受けたJR米坂線が、このまま廃止されないかとの不安が拡がっています。斉藤国土交通大臣からは「元に戻すのを最優先に協議していく」旨の答弁がありましたが、災害復旧への国の関与を引き続き求めてまいります。
質疑の様子は下記の「参議院インターネット審議中継」のページで、録画をご覧いただくことができますので、是非ご覧ください。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/…