景気回復で「給料が上がる経済」を!

 新しい年が始まりました。今年は「癸卯(みずのとう)」の年です。癸卯は、「これまでの努力が花開き実り始めること」といった縁起の良さを表しているとか。今年こそ長引く景気低迷から脱却し、景気回復のもとで「給料が上がる経済」実現が果たせるよう、1月開会の第211回通常国会でも、積極的な政策提案を続けて参ります。
 昨年を振り返り、まず思い起こされるのは、やはり夏の参院選です。多くの皆様にお支え頂き、3期目の当選を果たすことができましたが、地域の声をしっかりと受け止め、山積する課題解決に向け全力を尽くして参ります。
 さて、新型コロナの発生から早3年、多くの国が大胆な景気刺激策や減税などで危機を脱し、景気回復や賃金上昇に転じている中、日本では依然として景気低迷から脱却できていません。
 加えて、昨年2月以降は、ロシアによるウクライナ侵略の影響も加わり、食料や資源の不足と円安による輸入物価の高騰により、国民生活は厳しさを増しています。
 秋の臨時国会開会は、参院選から3ヶ月近く経過した10月3日。あまりにも遅く危機感が足りないと言わざるを得ない上、開会後も、旧統一教会との不適切な関係や、政治資金問題を指摘される閣僚が続出、3人の大臣が辞任するなど、貴重な時間の浪費が続きました。
 危機への対応は一刻の猶予も許されないにもかかわらず、緊急経済対策の取りまとめも遅れに遅れ、第二次補正予算成立は閉会1週間前の12月2日にずれ込みました。
 食料やエネルギーなど基礎的物資の生産はできるだけ自国で行うことこそが、総合的な安全保障の原点です。改めて、選挙戦でお訴えした海外依存から国内回帰へ、東京一極集中から分権・分散型社会へ、まさに時代の大転換点を迎えている今こそ、真剣に取り組んで参ります。
 今年は4年に一度の統一地方選挙の年。山形県内でも、県議会議員選挙をはじめ、各地の地方選挙が目白押しです。志を同じくする仲間を増やすため、私も全力で取り組んで参ります。
 結びに、皆様にとって今年一年が幸多き年となりますよう心よりお祈りいたします。
令和5(2023)年元旦

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