国会閉会後も、気を緩めることなく

 1月20日に召集された第201回通常国会が閉会しました。今国会は、「新型コロナウイルス感染症」対策一色だった、と言っても過言ではないでしょう。
 もっとも、「桜を見る会」を巡る有権者の買収疑惑やこれに関連する公文書管理の問題、黒川弘務東京高検検事長の定年延長に関する検察庁法改正案の問題や賭けマージャンに対する処分問題、とうとう夫妻ともに逮捕に至った、河井案里参議院議員の選挙違反問題など、安倍政権を取り巻く疑惑の数々も未だ山積している実態も露呈しています。
 これまでも公文書の改ざんや議事録の隠ぺいなど、不透明な政策決定過程の問題が数多く指摘され、政府への信頼は大きく揺らいでいます。
 このような中で新型コロナウイルス感染症が発生し、ダイヤモンド・プリンセス号の乗客への対応のまずさと、水際対策の遅れ、極めて限定的にしか受けられなかったPCR検査体制などで、政府に対する不安と不満がさらに拡大しました。
 「信なくば立たず」。
 最近の世論調査でも、政府のコロナ対策を「評価しない」声が「評価する」声を上回り、内閣支持率も低迷していることを重く受け止めるべきです。
 野党においては、国民民主党が3月中旬から「家計第一の緊急経済対策」として、生活保障のための全ての国民への一律10万円の給付や、中小・小規模事業者への減収補償を提案したほか、学生支援の必要性の提言や、家賃補助に関する法案提出など、スピード感を持った具体的提案を行ってきました。まだまだ十分とは言えませんが、提案の多くは第1次及び第2次補正予算に反映させることができました。
 コロナへの更なる対策など、議論すべき課題が山積する中、会期延長を求めましたが、与党が拒否。国会は閉会となりましたが、閉会中の国会審議は可能です。
 山形県においても6月19日以降、首都圏との往来が解禁となり、私も約3ヶ月ぶりに地元活動が再開できることとなりました。
 地元の皆様の生の声をしっかりとお聞きし、その声をお届けするために、引き続き全力で活動を行っていきます。

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